前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比85

[東京 28日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比85円10銭安の1万9994円54銭となり、3日ぶりの反落。2万円を割れて午前の取引を終了した。米国市場でナスダック総合<.IXIC>が下落したことを受けハイテク関連株が売られ、全体相場の重しとなった。

長期金利は上昇したものの、前日に下落した金融セクターはマイナス圏で推移。銀行株などバリュー株への資金シフトも限定的だった。

TOPIXは0.19%安で前引けを迎えた。東証1部の前場の売買代金は1兆2000億円強に上った。東京エレクトロン<803http://blog.crooz.jp/faewruoipa/ShowArticle/?no=1
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5.T>とソフトバンクグループ<9984.T>の2銘柄の下落が、日経平均に対して約61円の押し下げ要因となった。また日経平均ボラティリティー指数<.JNIV>が14ポイントに接近するなど急伸。7月12日以来、2週ぶりの高水準を付けた。

個別銘柄では東芝<6502.T>が8%を超す下落。同社は8月1日付で東証2部降格となり、日経平均構成銘柄からも除外となる。東芝の代わりに日経平均への採用が決まっているセイコーエプソン<6724.T>は一時7%高となったが、全体相場に対しては指数連動型のパッシブ系ファンドにエプソン株を組み入れるための資金をねん出する目的の売り観測も出た。

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市場では「ハイテク株に利益確定売りが出ているが、国内企業の決算自体は一言でいえば良好で、コンセンサスを上回るところも多い。為替は程よい水準にあるとみることもでき、当面、日本株は米ナスダック指数と連動した動きが見込まれる」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との声が出ている。

東証1部の騰落数は、値上がり766銘柄に対し、値下がりが1098銘柄、変わらずが156銘柄だった。

金丸恭文フューチャー会長兼社長グループCEOに聞く

わが経営」を語る 金丸恭文フューチャー会長兼社長グループCEOに聞く(1)

 IT(情報技術)コンサルティングなどを営むフューチャーの金丸恭文会長兼社長グループCEO(63)は、政府の規制改革推進会議や未来投資会議、働き方改革実現会議などで八面六臂の働きをしている。ITベンチャーの先駆けの1人で、経済同友会では異色の副代表幹事である。経験を踏まえて起業論を語る。

――起業家の増加を社会は待望しています。今、起業家の条件とは何ですか。

 まず日本人の思考の中に、起業という選択肢が一般に入っていないのが、一番大きな問題だと思いますよ。勉強できる人、絵が得意な人など、だいたいの人は何か得意なものを持っています。しかしそれをどういう形で社会に役立てて稼ぐのかについて、ほとんどの人はどこかの企業に入ってやろうと思っているんです。

 小学校のときに、国語、算数、理科、社会の成績で人を格付けする。本当なら、図画や美術なども含めて得意そうなものを見つけたら、中学校からは、最低限、身につけるべきもの以外に、得意な道に進むメニューを増やさなければいけないのです。

 しかしそうしないので、国語、算数、理科、社会の格付けの延長で学校を終えて、格付けの順に安定を求めて大企業に就職します。一番勉強のできた人がリスクを取らなくては、社会は発展しません。だから世界中でいろんなうねりが起きているのに、そのうねりの感覚や躍動感が、日本社会には足りないのではないですか。

――普通の親は子供に起業を勧めませんね。

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 日本の開業率は先進国の中では圧倒的に低い。5%以下ですか、せいぜい5%前後を行ったり来たりでしょう。欧米は10%前後で、日本の約倍です。日本だけがなぜなのか。子供の時からすごく偏った人生のメニューしか見せないので、起業を志す人が生まれにくいのだと思います。

 日本では、資本金10億円以上の会社は大づかみに言って5000社くらいで、それがここ10年、売り上げの年平均成長率が1%程度です。次のゾーンの中堅クラスが20%を超える成長率ですが、いわゆるエリートたちは平均成長率1%の大企業に群がって就職を申し込みます。

 この人の流れを見れば、日本経済が伸びない理由がよくわかります。起業家が日本社会に貢献できるのは高い成長性ですから、起業する人たちは成長分野を目指さなければいけません。

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 だけど起業家の大半は二番煎じで、誰かが何かを始めたら、同じビジネスモデルで自分も始める。本来はオリジナリティーがなければいけないと、私は思うんですけどね。

――金丸さんは学生時代から、自分で事業をやりたいと考えていたのでしょう。

 私の父親は鹿児島で土建業の経営者だったので、私がサラリーマンになれば、「それなら、継げよ」と言われるに決まっていました。だから自分の好きな道で事業を起こさなければと、潜在的にずっと思っていたんです。だから私は最初から会社づくりが人生のメニューに入っているタイプです。

 DNA的に見ても、私の先祖や親せきには、例えば高度成長期でも大企業を勤めあげて安定した平和な人生を送ったような人はいないんです。

 しかし、いつかは起業しようと思い続けるのは、先延ばしする言い訳にもなるじゃないですか。いつかはと言っていれば、心は安らいでも、なぜ今ではないのか、説明がつきません。

私的な決断の数は少なく。「服は10着」を着回す

私的な決断の数は少なく。「服は10着」を着回す

人工知能プロダクト・コンサルティング開発会社のシナモンCEOの平野未来(33)は、喋り出すとチャキチャキッとしていて親しみやすい。

「私の仕事は『これがイイ!』と思ったらすぐ動くスピードが命。だから私的な決断の数は極力少なくしたい。服はワンピースなどを10着だけ。自分に合う色をカラー診断して厳選したものだけを着まわしています」

http://eventregist.com/p/jfoauweor
http://cogoole.jp/searches/blog_detail/788/45192
このチャキチャキぶりが、ピッチ(投資家などへのプレゼンテーション)でのトークにそのまま生かされる。

野と初めて会ったのは、毎週木曜日に都内で開催されるスタートアップのプレゼンイベント「モーニングピッチ」(トーマツベンチャーサポート、野村證券主催)。今年4月の「人工知能(AI)」特集の日に参加したところ、朝7時なのに、ウソでしょ!?というぐらい都心のビル高層階の会場は熱気に溢れていた。100人を超す聴衆を前に、最初に登壇したのが平野だった。

昨年から、シナモンはAIビジネスに焦点を絞っている。 平野のモーニングピッチでのプレゼンは自社のAIプロダクトの一つ「Flax Scanner」について。自然言語処理の技術で文章の抽出や整理に費やす時間を大幅に削減する。

http://cogoole.jp/searches/blog_detail/788/45191
http://peatix.com/group/55914/
例えば保険業界では申込書や口座振替申請書にこの技術を採用するケースが多く、クライアントは国内外の大手金融機関や保険会社など10社近くにのぼる見込みだ。他にも、社内の会議調整をするチャットボット(ユーザーのメッセージに自動応答するプログラム)のAIプロダクトは、すでにベトナム最大手の通信会社と成約した。展開中のAIビジネスの基盤となる技術はすべて、「面倒な作業はAIに任せてホワイトカラーの生産性を上げるために開発したもの」(平野)なのだという。

ピッチ後、会場は挙手の嵐に包まれた。平野は大企業の新規事業担当者からコアな技術の解説を求められても、人工知能の企業への浸透ぶりや世界市場予測といったビジネス寄りの質問を受けても、右に左に青竹を斬り抜く武術家のようにスパスパと歯切れよく切り返していた。